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「とにかく節税したい。手残りのお金を増やしたい。そう思って法人化しました。でも最近、考えていることは…」

株式会社 周南歯科技工所 代表 柳井 悟氏

決算書の作成や節税アドバイスを依頼

周南歯科技工所では、田村税理士事務所にどんな業務を依頼していますか。

私は22年前に個人事業主として独立し、7年前に「法人成り」しましたが、決算や記帳チェックなど財務まわりの業務は、独立当初からずっと田村税理士事務所に依頼しています。

ここ10年は、特に「手残りのお金」を増やための節税策について、各種アドバイスをいただいています。

独立した経緯

柳井様が独立した経緯を教えてください。

私は専門学校を卒業した後、地元の歯科に就職し、そこでサラリーマン技工士として働いていました。

しかし31歳の時に、「自分ならもっと稼げるはずだ」と思い、独立を決意しました。妻には大反対されましたが。

最初の段階ではとにかく「顧客開拓」で苦労しました。

地道な営業で顧客開拓

顧客はどのように開拓したのですか。

地道なローラー営業をひたすら続けました。周南地区の歯科を一軒一軒まわって、院長先生に挨拶し、制作物サンプルを見せた上で「ウチを使ってください」とお願いするのです。

ほとんどの場合、「で、いくらなの?」と聞かれました。要するに「安いなら使ってあげてもいいよ」ということです。しかし、うかつに安値で取引したのでは「利益なき繁忙」に陥ります。ぐっとこらえて標準価格を提示し続けました。

ほとんどの歯科医には相手にされませんでしたが、中には私の仕事の品質を認めてくれる所もあり、徐々に顧客を獲得することができました。

努力のかいあってか独立した数年後には、仕事は順調に取れるようになりました。すると今度は別の問題が生じてきましたが。

売上げは増えたのに手元にお金が残らない…

どんな問題が生じてきたのでしょうか。

売上げは上がっているのに、手元に残るお金は少ないという問題です。

顧客が増えてからは、毎日、恐ろしく忙しくなりました。毎日、朝8時から朝の4時、5時まで、20時間近く仕事を続けるのです。

これだけ忙しく働いて、これだけ売上げを積み重ねているのだから、さぞや手元にはお金が残るだろうと期待しましたが、ところが実際にはいくらも残りません。

なぜこれだけ働いているのに、カネがないんだと、経理担当の妻とはいつもケンカになっていました。

そんな折り、田村税理士事務所から、「柳井さん、売上げも増えてきたし、個人事業主はもう止めて、そろそろ法人化しましょう。そうすれば節税できます」と提案がありました。

法人成りで節税を図る

その提案を聞いてどう思いましたか。

法人を作った方が税金が節約できるという話は、以前から耳にしていました。

個人事業主の時は、まず売上げが立って、そこから色々な経費を差し引いて、残ったお金に対して所得税がかかる。そうなると感覚的には「ごっそりと」税金を持って行かれます。

これが法人を作って自分はそこから給料をもらうという形にすれば、企業の法人税と個人の所得税がほどよく分散されて、最後に残る「手残りのお金」が増えるというわけです。

田村税理士事務所の勧めに従い、平成19年に、周南歯科技工所を法人化しました。法人化して一年目、確かに個人の手残りのお金は増えましたね。

わたし個人の実感としても「使えるお金」が増えました。

使えるお金が増えたという実感

個人の実感として「使えるお金」が増えたとは具体的には。

たとえば私の場合、歯科医の先生とゴルフに行くことがあり、これは仕事を獲得するためには重要な活動です。しかし個人事業主の頃は、ゴルフ代は「個人の娯楽のために使ったお金」としか見なされませんでした。

しかし、法人化してからは、ゴルフ費用を営業経費として計上することが可能になりました。このように経費化できる項目が増えれば、法人税が節税できるわけです。

現在はゴルフのときに支払った(立て替えた)費用は、経理担当の妻に領収書を渡せば、お金が返ってきます。自分の小遣いから捻出していた個人事業主の頃とは大違いです。

感覚的には、自分の小遣いと、会社のお金と、使える財布が二つに増えたような感覚になれます。

法人化した一年目には、会社をさらに飛躍させるために、社用車としてベンツを購入しました。いつもは締まり屋の妻も、「あなたが会社に必要だと思うのなら買えばいい」と、この時ばかりは許してくれました。

それからは田村税理士事務所に相談を重ねながら、様々な節税策を実行しました。少しでもお金を手元に残したい一心でした。

でも最近は、少し考えが変わってきたんですよね。大事なのは、個人の手残りじゃなくて会社の手残りなんだと。

大事なのは「会社の手残り」だと気づく

「個人ではなく『会社の手残り』が重要」とは。

この「会社の手残り」という感覚ができたのは、田村税理士事務所の担当の下瀬さんのおかげです。最初はよく分かりませんでしたが、何度も下瀬さんの話を聞いているうちに自然に分かってきました。

たとえば昔は高級車に乗っている社長を見て、豪勢だな羽振りがいいなと感心していました。でも、次第に周囲から「あの社長、乗ってる車はベンツなんだけど、いま会社の方は大変なんだよね」といった話を聞くようになりました。

最初は、ベンツが買えるほどお金があるのに会社の方は大変だなんて、そんなことがあるのかなと最初は疑問に思いましたが、下瀬さんの話を聞いているうちに次第に理解できました。

要するに「節税できることと手残りの現金が多いことはイコールではない」「節税しないで税金を払った方が、現金がたくさん残ることもある」というわけです。

節税しない方が現金が残る?

「節税しないで税金を払った方が、現金がたくさん残ることもある」とは。

社用車としてベンツを買えば、その分、会社のお金が出ていきます。お金が出ていけば利益が減るので、利益に対してかかる法人税が少なくなり、節税できます。

でもこの話、節税はできていても、お金は減っているわけです。お金はベンツに化けていますから。

一方、ベンツを買わないとどうなるか。買わないということは、その買わなかった分だけ、会社の利益が減らないわけです。ということは税金はその分多く払わなければいけません。しかしそれでもベンツを買ったときに比べると、最後に残ったお金は多いわけです。

仮に1000万円あって、500万円でベンツを買った場合、残りの500万円に40%の税金がかかるので、最後に残るお金は300万円です。

一方、1000万円あってベンツを買わないとしたら、400万円の税金を払うので、600万円が手元に残ります。

ベンツを買えば300万円しか残らない。でもベンツを買わなければ倍の600万円が残るわけです。

この二つの選択肢、つまり「ベンツ+300万円の手残り」と「600万円の手残り」のどちらかがいいかということです。

田村税理士事務所への評価

ベンツに乗れるんだから300万円しか残らなくてもいいじゃないかという考え方もあります。

そうですね。実は私もしばらく前まではそう思っていました。

でも最近は考え方が変わってきたんです。今や周南歯科技工所も社員4人、アルバイト2人の体制です。従業員のためにも、会社を安定させ、さらに大きくする必要があります。そのためには運転資金に余裕を持つ必要があるわけです。

会社を回して行くために直接必要なのはベンツではなくお金の方です。ということは少し税金を多く払ったとしても、会社に残るお金を多くした方がいい。最近は、そう思うようになったのです。

最初は、払う税金が多い方が手元に残るお金が多くなるということがどうしても理解できませんでしたが、田村税理士事務所の下瀬さんのおかげで、経営者としての数字感覚が養成されてきました。

今は私も経理担当の妻も、お金のことで疑問が起きたときにはすぐに下瀬さんに質問します。「これは経費にできるのかできないのか」という単純なことから、会社の資金計画のことまで、下瀬さんには何でも聞きます。

下手に本を読んで勉強するより下瀬さんの話の方がずっと役に立ちます。

私にとっては下瀬さんはウチの会社の財務の右腕です。ほとんど従業員のような存在です。

今後とも、設備投資や借り入れのことで何かと相談することもあるかと思いますが、引き続きよろしくお願いします。

写真左は田村税理士事務所 代表 田村。写真右はスタッフ 下瀬

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